Sustainability サスティナビリティの取り組み

イニシアチブへの参画

国連グローバル・コンパクトへの署名と取り組み

当社は2019年7月、人権、労働、環境、腐敗防止に関する「国連グローバル・コンパクト(UNGC)」の10原則への支持を表明しました。併せてグローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパン(GCNJ)に加入しました。
UNGCは、持続可能な社会の実現を目的に、社会課題への取り組み参加を求める世界的なイニシアチブであり、民間企業・団体は、自主的な参加意思を署名により表明します。またGCNJは、日本におけるローカルプラットフォームであり、国内の多くの企業・団体が加入しています。両イニシアチブへ参加することで、社会、環境などの活動に関する専門知識・最新動向・各社事例を参加企業と共有することができます。
当社はUNGCが提唱する「人権の保護」「不当な労働の排除」「環境への対応」「腐敗防止」に関わる10の原則を支持し、社員一人ひとりの社会課題解決に対する意識向上を図るとともに、グローバルに展開するエネルギー共創企業として、事業を通じた持続可能な社会づくりに、より一層の貢献をしてまいります。

グローバル・コンパクトロゴ
国連グローバル・コンパクトの10原則
人 権
  • 原則1: 人権擁護の支持と尊重
  • 原則2: 人権侵害への非加担
労 働
  • 原則3: 結社の自由と団体交渉権の承認
  • 原則4: 強制労働の排除
  • 原則5: 児童労働の実効的な廃止
  • 原則6: 雇用と職業の差別撤廃
環 境
  • 原則7: 環境問題の予防的アプローチ
  • 原則8: 環境に対する責任のイニシアティブ
  • 原則9: 環境にやさしい技術の開発と普及
腐敗防止
  • 原則10: 強要や贈収賄を含むあらゆる形態の腐敗防止の取組み

国連グローバル・コンパクトウェブサイト
グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパン(GCNJ)ウェブサイト

出光興産, 株式会社ディ・エフ・エフ

TCFD提言への賛同

当社は、2020年2月にTCFD(Task Force on Climate-related Financial Disclosures:気候関連財務情報開示タスクフォース)提言への賛同を表明しました。TCFD提言に沿って、気候変動のリスクと機会およびその対応を検討し実践していくことは、当社の事業戦略そのものであり、持続可能な社会への貢献に結び付くものと考えています。TCFDのフレームワークを活用してステークホルダーに対し適切な開示を行い、気候変動対応に真摯に取り組んでいきます。

TCFDロゴ

TCFDの提言に準拠した当社の気候変動対応に関する現時点での情報開示は以下の通りです。

ガバナンス 気候変動対応を含む環境課題は安全環境本部が主管しています。気候変動対応に関する重要事項は安全環境本部から経営委員会に報告され、取締役会により監督できる体制となっています。

詳細は「環境マネジメント体制 / 環境マネジメントシステム」をご参照ください。

戦略 2℃シナリオを含むシナリオ分析をベースに、低炭素社会でのリスクと機会について検討しています。

詳細は「基本姿勢 / シナリオ分析に基づくリスクと機会の特定」をご参照ください。

リスク管理 安全環境本部がリスクを識別、評価し経営に報告できる体制としています。また、総合的リスク管理を行うためのESGガバナンス体制整備を進めています。

詳細は「環境マネジメント体制 / 環境マネジメントシステム」をご参照下さい。

指標と目標 CO2排出量の削減目標、及び、モニタリング指標を定め管理しています。

詳細は「出光グループのGHG削減目標とモニタリング指標」をご参照下さい。

TCFDウェブサイト

出光興産, 株式会社ディ・エフ・エフ

IPIECAへの参画

当社は2020年11月、IPIECA(International Petroleum Industry Environmental Conservation Association:国際石油産業環境保全連盟)に加盟しました。本連盟は、石油・ガス産業における環境・社会課題にどのように対応していくべきかを検討する国際的組織です。本連盟には、欧米の石油メジャーを含む石油・ガス企業、各国の業界団体が加盟しており、国連、NGO、大学・研究機関など外部の団体とも連携し活動を行っています。当社は、本連盟の活動を通じて、企業として対応すべきサステナビリティ課題を把握し、グローバル及び多様な視点で解決に関わっています。

IPIECAロゴ
出光興産, 株式会社ディ・エフ・エフ

ESG情報開示研究会への参画

当社は2020年11月、ESG情報開示研究会に入会しました。本研究会は、企業による適切なESG情報開示の在り方に関する研究を通じて、社会の持続的な発展と企業が自らの価値を高め成長することを調和させる仕組みの創造に寄与することを目的として、2020年6月に発足しました。当社は本研究会の活動に参画することを通じ、マルチステークホルダーとの相互理解向上に努めています。

ESG情報開示研究会ロゴ
出光興産, 株式会社ディ・エフ・エフ

クリーン・オーシャン・マテリアル・アライアンス(CLOMA)への参画

当社は、海洋プラスチック問題の解決を目指す、「クリーン・オーシャン・マテリアル・アライアンス」(英文名:Japan Clean Ocean Material Alliance、略称「CLOMA」)に入会しています。また、当社グループ会社の出光ユニテック株式会社も入会しています。CLOMAはプラスチックごみの適正管理、3Rの推進、代替素材の開発促進等、業界を超えた取り組みを加速するため2019年1月18日に設立されました。当社は安全で安定的なエネルギー・素材の提供を目指すとともに、海洋プラスチックごみ問題の解決をはじめとする環境保全活動に積極的に取り組み、持続可能な社会の構築に貢献します。

CLOMAのセミナーが2019年9月5日に開催され、出光ユニテックが会員企業として参加しました。現在話題となっている海洋プラごみ問題への当社の考え方と、環境対応製品の開発事例をアピールすることで、会員企業間でのコミュニケーションを行うと同時に、開発製品として当日展示した“環境に配慮した原料を配合した各種製品”や“モノマテリアルパッケージ用のジッパーテープ”に対して多くのお問合せを頂きました。パッケージ関連製品を製造販売する当社は環境問題への対応を重点課題と位置付け、今後も積極的な取組みを行って参ります。

  • ※モノマテリアル:リサイクルに適した単一素材
写真
クリーン・オーシャン・マテリアル・アライアンス ロゴ
出光興産, 株式会社ディ・エフ・エフ

海洋プラスチック問題対応協議会(JaIME)への参画

当社は、「海洋プラスチック問題対応協議会」(英文名:Japan Initiative for Marine  Environment、略称「JaIME」)に参加しています。JaIMEは、化学業界5団体(日本化学工業協会、日本プラスチック工業連盟、プラスチック循環利用協会、石油化学工業協会、塩ビ工業・環境協会)が立ち上げた協議会であり、プラスチック廃棄物に対する科学的知見の集積や、アジア諸国での管理向上への対応等の活動をしています。当社は、新たに浮かび上がった海洋プラスチック問題に化学業界全体で進める対応に積極的に貢献していきます。

出光興産, 株式会社ディ・エフ・エフ

イーズ未来共創フォーラムへの参画

当社は、地球環境問題などに精通し、数多くの日本企業へのCSR・CSV経営へのコンサルティングを展開、国政や地域行政への提言も重ねられている枝廣淳子氏が主宰するイーズ未来共創フォーラム異業種勉強会の企業パートナーです。業界やセクターを超えた「共創力をはぐくむ場」として、枝廣氏の国内外ネットワークを活かした環境・CSR、サステナビリティの専門家、企業、自治体、NPO/NGOなどからの専門家を招いた勉強会が定期的に開催されています。他の企業・団体パートナー(2020年4月現在51社・団体)の方々とともに勉強会に参加することで、気候変動やエネルギーなど今押さえるべき様々なテーマに関する知見や最新情報を学び、自社活動へのフィードバックを試みています。

出光興産, 株式会社ディ・エフ・エフ