Biodiversity Conservation 生物多様性の保全

当社事業バリューチェーンの中で生物多様性に与える影響の正確な把握とその対応

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当社は化石燃料を主な事業とする原料及びエネルギー資源の生産から、お客様に安心してエネルギーの消費を行っていただくために安定したエネルギーをお届けしています。これら生産から消費におけるバリューチェーン上の事業を行う中で、生物多様性に与える影響を把握し、その対応策について検討、取り組みを行っております。

生物多様性に配慮すべき影響
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出光興産, 株式会社ディ・エフ・エフ

原料・エネルギー生産

石炭採掘(露天掘り)に伴う、地表層の生物多様性への影響と対策

石炭の採掘事業は地下に埋蔵されている石炭を掘り出すため、露天掘りの場合には表土を削り取ることになります。その時点においては生物多様性の観点でマイナスの影響を与えることになります。しかしながら、採掘が終わった部分に表土を戻して、原状と同じ種類の植物を植えるという生物多様性の回復に努める活動(リハビリテーション)を行うことで、周辺環境への影響を最小限にとどめています。なお、当社では土地利用にも考慮しながら取り組んでいます。
当社の豪州の石炭鉱山では、過去に掘削した面積、リハビリテーションを実施した面積などを情報開示しており、今後も継続していきます。

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豪州石炭採掘跡地のリハビリテーション実施状況
  • (単位:ha)
区分 2017年実績 2018年実績 2019年実績 2020年見込
A. 採掘実績 1337.8 1300.5 1433.9 1499.4
B. リハビリ未対応 1179.1 1062.3 1338.6 1196.5
C. リハビリ準備済 N/A N/A N/A N/A
D. リハビリ実施中 158.7 238.2 263.7 302.9
E. リハビリ完了 None None None None
2018年リハビリテーション
実施エリア(1年経過)
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2010年実施エリア
(9年経過)
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2008年実施エリア
(11年経過)
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出光興産, 株式会社ディ・エフ・エフ

原料・エネルギー輸送

バラスト水を経由した、外来種による生物多様性への影響と対策

2017年9月8日に発効したバラスト水管理条約(船舶のバラスト水及び沈殿物の規制及び管理のための国際条約)、IMO(国際海事機関)によるガイドラインに従い、外来生物による生態系の破壊の防止に取り組んでいます。バラスト水とは、船舶の安全確保のために重しとして使用する水(海水)のことです。条約により、定められた期日までにバラスト水処理装置の装備をすることが義務づけられたため、出光タンカーの管理船舶(VLCC)は順次装置の搭載を進めています。2020年1月末現在、APOLLO DREAM、APOLLO ENERGYの両船舶へ電気分解方式またはフィルター・薬剤方式の処理装置の搭載が完了しました。
寄港地水域の生態系を乱さないよう、処理装置を使用したバラスト水中の有害な水生生物・病原体の殺滅や、出港時にバラスト水として積み込んだ海水と、生態系への影響が少ない大洋の海水との入れ替えによって対処しています。

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製造

当社の主要事業である製油所・石油化学工場のその殆どは国内に拠点を有している。エネルギー消費及び排水量は当社全体の90%以上であり、大気汚染、水質汚染 は、生物多様性へ大きな影響を与える事になり、操業にあたり充分な管理と取組みが重要となります。
国内では、国や自治体にて厳格な環境排出基準が定められており、大気については、吸入や酸性雨による生態系への影響を防止するため、ばい煙、SOx、NOx等、水質については、臨海部に拠点を置く製油所・石油化学工場の操業にて排出される水は、海洋汚染による魚介類、藻類等への影響を防止するため、COD、全窒素、全リン等を低減処理するプロセスを所有し、確実に排出基準を厳守する対応を実施しています。
また、当社は、生物多様性保全の重要性が近年のように広く叫ばれるようになる以前から、事業遂行に当たっては自然との共生を常に意識し、本分野に配慮をして事業を遂行してきました。

例えば、製油所・事業所建設時には事業敷地内に法定対応以上の緑地帯の設置を行っています。当社の事業主要拠点である製油所・事業所は、日本国内において1950年代から順次完工し稼働しています。一方で、ちょうどこの頃から工場の建設に際して、敷地内に緑地帯の設置が義務付けられるようになりました。当社はこの緑地帯の設置を単に法律で規定されている面積を確保するだけではなく、元々当該地には存在していなかった構築物を建設するに当たって、できる限り周囲の自然環境との調和を維持するため、法で要求されている面積を大幅に上回る緑地帯を設置してきました。こうした当社の姿勢は、外部機関からも高く評価されており、公益財団法人都市緑化機構が主催する「社会・環境貢献緑地評価システム(SEGES:Social and Environmental Green Evaluation System シージェス)」の評価において、北海道製油所と愛知製油所が5段階の最高位(SuperlativeStage)を取得しています。

SEGES評価ポイント
  1. 土地利用の永続性:緑がそこにあること、あり続けることが出来る仕組みがある。
  2. 緑地管理:緑地がつくられるプロセス、守り、育てられるプロセスが明確である。
  3. 緑地機能の発揮:緑地が社会・環境に貢献している。
  4. 緑地の将来性:社会・環境に貢献する緑地のありかたに関する考え方や姿勢、緑ゆたかな社会づくりを牽引する取り組みの先進性、独自性がある。
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また、これらの活動を通して、製油所・事業所において装置を新設する際には環境アセスメントを実施し、生態系調査で確認された希少植物などを保護しています。現在は、愛知製油所の装置建設の際に発見された希少種の植物「ミゾコウジュ」(環境省準絶滅危惧種に指定)を保護しています。

出光興産, 株式会社ディ・エフ・エフ

製品の消費

製品(化石燃料由来)消費時に生成されるCO2による、生物多様性への影響と対策

当社は、2019年度より、CO2削減関連の目標値とモニタリング指標を掲げ、環境配慮型商品・サービスの提供や、再生可能エネルギー発電の拡大、及び革新的技術の開発・社会実装により、生物多様性への脅威となる温暖化への加速防止を図っていきます。
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