当社グループは、事業を通じた社会貢献と合わせ、事業の枠を超えた企業市民活動でも社会に貢献し、人の成長、ビジョンの実現につなげていきます。
当社グループの企業市民活動は、以下に記載する「企業市民活動推進ガイドライン」に沿った形で、地域との連携を築きながら推進していきます。
当社は、「真に働く」の企業理念に基づき、当社が事業活動を展開する国・地域社会の人々の暮らしを心豊かで平和なものとするため、「環境」「文化」を軸にさまざまな企業市民活動を行ってまいります。
年度 | 活動費(単位:百万円) |
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2019 | 386 |
2020 | 374 |
2021 | 491 |
当社提供の音楽番組「題名のない音楽会」の25周年を記念して、1990年に「出光音楽賞」を制定しました。この賞は、わが国の音楽文化向上の一助として、将来有望な若手や新進気鋭の音楽家を表彰し、活動を支援するものです。第31回までに109名・1団体が受賞し、それぞれの場で目覚ましい活躍を続けています。
上野 通明
Cellist
岡本 誠司
Violinist
小林 愛実
Pianist
©Makoto Nakagawa
シェル美術賞は、現代美術の公募展です。「シェル美術賞」(1956~1981年)および「昭和シェル現代美術賞」(1996~2001年)の合計31回の開催を経て、2003年に再開し、2021年で50回目の開催となりました。
次代を担う若手作家のための美術賞であり、創設当初より完全な公募制で実施しています。現在では「若手作家の登竜門」として美術界で高い評価をいただいています。
国内の児童・生徒が環境問題を身近に感じ、意識を高める機会の提供を目的とした「環境フォト・コンテスト」を文部科学省・環境省の後援を得て開催しています。残したい「○」の風景と、すぐに改善したい「×」の風景にコメントを添えた作品を募集し、17回目となる2021年は15,558点が寄せられました。
当社の製油所・事業所などが所在している地域を中心に、2006年からコンサートを開催してきました。2017年からは、次代を担う若者の音楽経験を支援することを目的に、若手音楽家の発表機会や、児童・生徒とプロの音楽家との共演機会を創出する「みらいを奏でる音楽会」としてコンサート内容を刷新しました。2021年は、2020年に引き続き各地での開催を見合わせ、オンラインコンサートとして開催しました。
2018年から、各地の小学校で伝統楽器の演奏・体験学習と桜の記念植樹を行う「ふるさとプロジェクト」を開催しています。日本の伝統文化に対する興味・関心が広がることと、記憶に残る体験により、成長した後も「ふるさと」を思い、その素晴らしさを次代へつないでいく心が育まれることを期待しています。
石炭事業の拠点の1つである出光オーストラリアリソーシス(ブリスベン)では、マネジメントレベルによる以下の4つの方針の下、地域の社会問題解決に資する取り組みを長期的な視点で進めています。
未就学児の預かりと学童保育を行う施設を建設し、地域政府へ提供しています。(2021年6月開設)
農村部における救急医療の向上や地域病院の充実化を支援しています。
今後も長期的に、地域の人口維持や豊かなコミュニティづくりに貢献できるような取り組みを支援していく予定です。
2015年以降、ベトナムのハノイ事務所では社会貢献活動としてハノイ市内のトホアン中学校の日本語学習支援を毎年実施しています。例年、修了式には日本語学習生徒をはじめ、同校校長先生や教師の方々、そして所員ら多数の関係者が参加しており、2022年は5月に開催されました。成績優秀者に記念品を贈呈するとともに、式典後にIDEMITSU Q8 PETROLEUM LLCのSS見学会を実施しています。
また、同様の企業市民活動として、生徒が日本文化に親しむことを目的とした「ハノイ市日越文化交流会」への協賛も2018年より実施しており、2022年は12月11日に開催されました。当イベントはハノイ市教育訓練局、ハノイ市内10校の学校関係者、生徒が参加する中学生向けの日越文化交流イベントです。各校で事前に校内予選を行い、各校の代表が当日の決勝戦に参加し、パフォーマンスを競いました。日本文化を改めて紹介し、親しんでもらうための場として今後も協賛していきます。
日本語課程修了式の様子
各製油所・事業所では操業開始以来、地域社会との結びつきを大切にし、企業市民として様々な地域活動に取り組んでいます。
取り組みの詳細は、リンク先のページをご覧ください。
グループ製油所における取り組みの詳細については、リンク先のページに掲載しています。
2004年にインドネシアにおける潤滑油の製造販売会社として設立された、出光ルブテクノインドネシアでは、これまでも定期的に企業市民活動を行ってきました。
2022年度からは、現地NGO「OISCA Indonesia」と共に、ジャワ島の北側海岸において、マングローブの植林活動を行っています。同地域では、エビの養殖のためマングローブ林が伐採された結果、漁業等に影響が出たため、同林の復元に向けて、地域と共に活動に取り組んでいます。2022年度は、1haの広さに1万本の苗木を植林しました。
これからも、自然環境の再生に貢献する、国・地域に根差した活動を継続していきます。
植樹活動の様子
日付 | 実施内容 | 対象 | 実施団体 | 備考 |
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2020年 11月 |
日越運動交流会への参画 | ハノイ市内トホアン中学校 | ハノイ事務所 | 生徒たちの日本語学習支援、日越文化交流 |
2020年 10月 |
ベトナム豪雨の被災地におけるボランティア活動 | ベトナム フエ省 | 出光ベトナムガス開発 | 募金で購入した食糧などの必需品を持参 |
2020年 2月 |
エネルギー教室(環境教育) | 鹿児島県鹿児島市の小学6年生約30名 | ソーラーフロンティア(株) 九州支店 |
2017年から取引先と共に参画 |
2020年 1月 |
「2分の1成人式」を迎えた小学生への出前授業 | 山口県周南市の小学4年生 91名 |
徳山事業所 | |
2019年 10月 |
油ガス田の探鉱・開発に関する技術セミナー | 石油総局の技術職員約25名 | 当社から派遣された地質および掘削技術者 | カンボジアの鉱山エネルギー省の要請にて開催 |
2019年 10月 |
地域への太陽光発電・蓄電システム導入 | 主要避難所となる宮崎県国富町内の小中学校 | ソーラーフロンティア(株) | |
2019年 9月 |
見学会(社会科学習) | 愛知県知多市立小学校全10校の5年生計842名 | 愛知製油所(現:愛知事業所) | (株)JERA知多火力発電所と共に毎年実施 |
2019年 8月 |
納涼祭 | 社員とその家族、協力会社スタッフ、地域の皆さま | 出光ユニテック(株) 千葉・三重・兵庫の各工場 |
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2019年 7月 |
千葉県教育委員会主催「千葉県夢チャレンジ体験スクール」 | 中学生10名 | 次世代技術研究所 | 8回目の参画 |
2019年 7月 |
千葉県立現代産業科学館「サイエンスショー」 | イベント参加の子どもたち | 次世代技術研究所 | |
2019年 7月 |
サマーワークショップ | 東京都港区立お台場学園港陽小学校の児童約40名 | アグリバイオ事業部 | |
2019年 7月 |
授業「環境化学最前線入門第二」 | 東京工業大学大学院生約30名 | 資源部 | |
2019年 6月 |
事業所視察、技術交流 | 社団法人日本芳香族工業会の若手技術者24名 | パシルグダン事業所 | |
2019年 6月 |
出張講義 | 都市科学や人間科学を専攻する大学生約40名 | ソーラーフロンティア(株) | 横浜市地球温暖化対策推進協議会の教育プログラムの一環として実施 |
2019年 5月 |
「苫小牧・出光」石油懇談会 | 町内会、漁業協同組合、行政関係者計17名 | 北海道製油所 | 2004年から開催 |
2019年 5月 |
桜並木の一般公開 | 苫小牧市民や申し込みしてくださった109名 | 北海道製油所 | 11回目の開催 |
2020年1月 小学生への出前授業(山口県周南市)
2019年5月 「苫小牧・出光」石油懇談会(北海道製油所)