Sustainability サスティナビリティの取り組み

産学の連携

東京大学との取り組み

当社は2007年2月から、エネルギー企業として地球社会を持続可能なものへ導く活動を積極的に行い、エネルギーの持続性戦略の構築に関わることを目的に、東京大学サステイナビリティ学連携研究機構(現:東京大学未来ビジョン研究センター)に研究員を派遣しています。
その一環として、地球環境やエネルギー問題を解決し持続可能な社会を目指す「サステイナビリティ学」推進のための新しい枠組みの産学連携研究「エネルギー持続性フォーラム」を運営しており、2019年2月25日には、第14回エネルギー持続性フォーラム公開シンポジウム「SDGsが目指す持続可能なエネルギー社会」を共催し、SDGsが目指す持続可能なエネルギー社会のあり方、その様な社会づくりを推進するための取組について、有識者や実務者による講演とパネルディスカッションを通じて議論しました。

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また、自然・社会システムの独立性が高い島嶼である新潟県佐渡島において、再生可能エネルギー・農林業・観光など地域が持つ自然資本の複合利用による地域課題解決・地域活性化・低炭素化を目指した社会実装プロジェクトの一環として、太陽光発電を活用した100%佐渡産の日本酒造り、ソーラーシェアリング、棚田農作業の低炭素化、サステイナビリティ教育などの取組みを様々なステークホルダーと共に行い、持続可能な地域づくりに向けた新たな価値を共創する活動を行っています。
当社は、持続可能な社会のための長期的なエネルギービジョンや戦略の構築を目指して、今後もこの様な取り組みを続けていきます。

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  • ※佐渡市のWebサイト掲載地図を基に『エネルギー持続性フォーラム』で作成
  • COPYRIGHT © Energy Sustainability Forum
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中央大学大学院ワーク・ライフ・バランス&多様性推進・研究プロジェクトへの参画

当社は、2020年度より「中央大学ワーク・ライフ・バランス&多様性推進・研究プロジェクト」に参画しています。本プロジェクトは、ワークライフバランスおよび多様な人材が能力を発揮できる職場や社会の実現に向けた具体的な取り組みの調査や情報交換を行うことを目的として、2008年に発足しました。当社は、ワークライフバランス、働き方、D&I推進について先進的な取り組みをされている企業の情報を収集し、専門家からのアドバイスや他社との交流により、社内のD&I推進に活かしています。

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カーボンリサイクルファンドが学生向けオンラインセミナーを開催

2020年9月17日、当社をはじめ、電源開発(株)や三菱ケミカル(株)など61社が参画する(一社)カーボンリサイクルファンドが、学生向けの「オンラインキャリアセミナー」を開催しました。
本セミナーは、大学生、大学院生、博士研究員と共に地球環境の未来を考えることを目的とし、オンラインでのパネルディスカッション、そしてグループディスカッションを行いました。第一部のパネルディスカッションでは、同ファンドで企画委員長を務める鷺島常務執行役員が、当社のカーボンリサイクルへの取り組みを紹介し、地球環境改善への対策について他の登壇者と意見を交わしました。第二部のグループディスカッションには、当社のサステナビリティ戦略室や技術戦略室、次世代技術研究所、石炭・環境研究所の中堅社員が参加し、「かけがえのない地球を未来に引き継いでいくには?」というテーマで、未来を担う学生と活発に議論し、当社の取り組みへの理解も深めてもらうことができました。

  • ※ カーボンリサイクルファンド:CO2を新たな資源として利用していこうという発想で、非連続的なイノベーションによる解決を目指し、民間会社が協力して広報や研究の助成を行う一般社団法人(2019年8月設立)
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苫小牧高専との共同研究がスタート双方の高度な専門性を生かして課題を解決!

北海道製油所が苫小牧工業高等専門学校との共同研究を始めました。当社と高専が持つ高度な専門性を生かし、石油精製設備の外面腐食の防止や排水処理設備の性能向上などの課題を解決することが目的です。得られた成果を他の社会インフラ設備にも活用することを視野に入れ、2021年度の完結を目標に研究を進めていきます。

研究内容
外面腐食の防止
塩害により発生する外面腐食の課題において、さらなる設備の信頼性向上を目指し、最適な防食システムの確立・標準化を図る
排水処理設備の性能向上
排水処理設備の処理能力のさらなる向上を目指して、最適な活性汚泥菌の処理システムを確立し、環境負荷低減を図る
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